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はじめてのプレクシャ・メディテーションVol.8

プレクシャ・メディテーションの週末クラス・第八回目になります。

プレクシャ・メディテーションは、今から約2600年前、ブッダの時代からインドに伝わる古代瞑想法を、やはり仏教と同じ時代から存在し受け継がれている古代宗教ジャイナ教(テーラパンタ派)の前最高指導者であるアチャーリヤ・マハープラギャ師が、最新科学の知見を採り入れて現代的に再構成した古くて新しい瞑想法です。

理論面、実践面ともに、細かく体系的に構築されている瞑想法であるため、説明が平易で、初心者でも簡単にはじめられる内容になっています。

理論的には非常に深遠な内容を含んでいますので、他の瞑想やヨガに通じた人、親しんでいる人にも大いに参考になります。

内容)
講義:マントラを唱える意味と効果
実習:呼吸の観察。スマブリッテイ・シュヴァーサプレクシャ。

*指導者養成講座Lv1では さらに下記の内容についての講義をお聞きいただけます:

ジャイナ教瞑想と仏教瞑想の相違点と類似点とは何か?
マントラを唱える意味とは何か?

身体の宗教哲学的意味とは何か?
肉体、電磁気体、カルマ体、魂とは何か?
8つの主要なケンドラとは何か?

日時:11月17日(日)10-12時(開場:9時半)

会場:池袋駅西口・平舎Hiraya(住所:豊島区西池袋5-12-3

受講料:2000円

講師:坂本知忠

日本プレクシャ・ディヤーナ協会会長
福島県重文民家・叶津番所オーナー
みずなら只見ユイ道場主
プレクシャ・メディテーション研修のため渡印12回
2015年プレクシャ・アウオード受賞
著書)「ジャイナ教の瞑想法」「勝利者の瞑想法」「坐禅の源流印度へ」「白神山地」「虹のクリスタル・ワーク」「ジャイナ教の瞑想法」他

問合先:日本プレクシャ・ディヤーナ協会(japan@preksha.com)

申込先:こちらお申込み
*リンク先へ移行できない方は「問合先」まで氏名、携帯電話をご明記の上、お申込みください。

コラム[自殺を無くす道]

現代日本の自殺者数は年間3万人を超え社会問題になっています。3月11日の東北関東大震災や福島第一原発事故により、夢や希望を失った人の自殺増加が懸念されています。

なぜ人は自殺するのか、その理由はいろいろ考えられるが、私は人間の執着心が根本原因になっていると考えています。生に執着するのであれば自殺しないと思いがちですが、執着心の強い人は皮膚の外側の世界も内側の世界も確固たる世界であってほしいと強く願っています。良く考えればその願いは不自然な願いなのですが、自分を含めて世界が安定していることを求める心が強いので、それが突然襲う変化によって覆されたとき、強い不安と恐怖に襲われます。

戦いの矛先が他に対して向けられているうちはまだ良いが、敗北が自己に向けられた時、自己を傷つける行動となります。私はそれが自殺の根本原因だと見ています。自分の肉体に対する無執着とは完全に正反対の心の状態です。

ジャイナ教の教えの核心は「アヒンサー」つまり非暴力・不殺生です。自殺は自己に対する暴力、殺生です。アヒンサーの実践には恐怖を無くすことがポイントになります。恐怖を無くすには、無常について心底から理解する必要があります。無常が理解出来れば、「アパリグラハ」無所有・無執着も楽に実践出来るでしょう。

無常が解れば、人間は何も所有することは出来ない、また執着することも出来ないと理解出来るでしょう。人間は何も持たずに生まれてきて、何も持たずに死んでいきます。人間は生まれると自己のカルマと宇宙の求心的エネルギーによって自分の周りに様々な物や人を引き寄せます。しかし時が過ぎればそれら全てのものは別の所で別のものになってしまいます。そして、命が永遠の過去から未来へと続いていくエネルギーであると理解できれば無常が解ります。無常が解ればアパリグラハは簡単です。無常が解れば恐怖がなくなります。恐怖がなくなれば非暴力が出来ます。

「アネカンタ」非独善主義も非暴力に欠かせない教えです。自己に対する暴力をやめることが自殺を無くす方法です。自分に自信が持てるようになることが大事です。プレクシャ・メディテーションの実践は自分に自信が持てるようになる道でもあります。

プレクシャ・メディテーション集中合宿で、只見川と叶津川の合流点で毎朝行う「無常についてのアヌプレクシャ」は無常を理解する為の実践です。合宿参加者は皆この瞑想法がとても気に入ったようです。

<著:坂本知忠>
(2011年7月20日(水)協会メールマガジンからの転載です)

はじめてのプレクシャ・メディテーションVol.7

プレクシャ・メディテーションの週末クラス・第七回目になります。

プレクシャ・メディテーションは、今から約2600年前、ブッダの時代からインドに伝わる古代瞑想法を、やはり仏教と同じ時代から存在し受け継がれている古代宗教ジャイナ教(テーラパンタ派)の前最高指導者であるアチャーリヤ・マハープラギャ師が、最新科学の知見を採り入れて現代的に再構成した古くて新しい瞑想法です。

理論面、実践面ともに、細かく体系的に構築されている瞑想法であるため、説明が平易で、初心者でも簡単にはじめられる内容になっています。

理論的には非常に深遠な内容を含んでいますので、他の瞑想やヨガに通じた人、親しんでいる人にも大いに参考になります。

内容)
講義・実習:瞑想でありプラナ・ヤーマである呼吸法の奥義、慢性病や成人病に効果あるプラナ・サンチ ャ ラニ ー・ムドラの伝授

*指導者養成講座Lv1では さらに下記の内容についての講義をお聞きいただけます:

ジャイナ教瞑想と仏教瞑想の相違点と類似点とは何か?
マントラを唱える意味とは何か?

身体の宗教哲学的意味とは何か?
肉体、電磁気体、カルマ体、魂とは何か?
8つの主要なケンドラとは何か?

日時:10月6日(日)10-12時(開場:9時半)

会場:池袋駅西口・平舎Hiraya(住所:豊島区西池袋5-12-3

受講料:2000円

講師:坂本知忠

日本プレクシャ・ディヤーナ協会会長
福島県重文民家・叶津番所オーナー
みずなら只見ユイ道場主
プレクシャ・メディテーション研修のため渡印12回
2015年プレクシャ・アウオード受賞
著書)「ジャイナ教の瞑想法」「勝利者の瞑想法」「坐禅の源流印度へ」「白神山地」「虹のクリスタル・ワーク」「ジャイナ教の瞑想法」他

問合先:日本プレクシャ・ディヤーナ協会(japan@preksha.com)

申込先:こちらお申込み
*リンク先へ移行できない方は「問合先」まで氏名、携帯電話をご明記の上、お申込みください。

はじめてのプレクシャ・メディテーションVol.6

4月にスタートしましたプレクシャ・メディテーションの週末クラス・第六回目になります。

プレクシャ・メディテーションは、今から約2600年前、ブッダの時代からインドに伝わる古代瞑想法を、やはり仏教と同じ時代から存在し受け継がれている古代宗教ジャイナ教(テーラパンタ派)の前最高指導者であるアチャーリヤ・マハープラギャ師が、最新科学の知見を採り入れて現代的に再構成した古くて新しい瞑想法です。

理論面、実践面ともに、細かく体系的に構築されている瞑想法であるため、説明が平易で、初心者でも簡単にはじめられる内容になっています。

理論的には非常に深遠な内容を含んでいますので、他の瞑想やヨガに通じた人、親しんでいる人にも大いに参考になります。

内容)
講義:呼吸とは何か?呼吸の深い宗教哲学的な意味
実習:ジャイナ教哲学、アネカーンタ、アヒムサ、アッパリグラハについて

*指導者養成講座Lv1では さらに下記の内容についての講義をお聞きいただけます:

ジャイナ教瞑想と仏教瞑想の相違点と類似点とは何か?
マントラを唱える意味とは何か?

身体の宗教哲学的意味とは何か?
肉体、電磁気体、カルマ体、魂とは何か?
8つの主要なケンドラとは何か?

日時:9月8日(日)10-12時(開場:9時半)

会場:池袋駅西口・平舎Hiraya(住所:豊島区西池袋5-12-3

受講料:2000円

講師:坂本知忠

日本プレクシャ・ディヤーナ協会会長
福島県重文民家・叶津番所オーナー
みずなら只見ユイ道場主
プレクシャ・メディテーション研修のため渡印12回
2015年プレクシャ・アウオード受賞
著書)「ジャイナ教の瞑想法」「勝利者の瞑想法」「坐禅の源流印度へ」「白神山地」「虹のクリスタル・ワーク」「ジャイナ教の瞑想法」他

問合先:日本プレクシャ・ディヤーナ協会(japan@preksha.com)

申込先:こちらお申込み
*リンク先へ移行できない方は「問合先」まで氏名、携帯電話をご明記の上、お申込みください。

コラム:人類のカルマ・人類存亡の瀬戸際

地球温暖化の嘘は嘘

地球温暖化の脅威についてはこのメールマガジンでも過去に何度か取り上げている。原稿を書いている今は8月の半ばで、今夏はまだ終わっていないが、今年の夏は世界各地で気候変動による異常高温や洪水被害、大規模な山火事の発生が多発している。国内でも昨年の九州北部豪雨に続き西日本豪雨災害が起き、各地で40℃を越える猛暑が連日観測されている。埼玉県熊谷市では7月23日、41.1℃を観測し国内観測史上最高気温を更新した。いまだに、地球温暖化は人間活動、CO2の増加が原因ではないとして、地球温暖化は嘘だという論調を展開している馬鹿な学者(中京大学の武田邦彦教授など)が存在しているが、今では地球温暖化の嘘は嘘だと否定する科学者の考えが世界の主流になっている。

再び地球環境問題がクローズアップ

私は1980年代から地球温暖化問題に強い関心をもっていて、ジャーナリズムの報道に強い関心を寄せてきた。2006,7年ごろ元アメリカ副大統領のアル・ゴアによる「不都合な真実」が出版されて地球環境問題は一気に盛り上がったが、数年後沈静化して、最近、日本ではあまり新聞やテレビに報道されなくなっていた。マスコミ関係者は東日本大震災や原発事故の復旧、経済問題やスキャンダルの報道を優先し、地球温暖化問題は不都合な真実として報道自粛していたように思える。

その報道自粛で情報が少なかったこの10年間に地球温暖化問題は着実に進行していた。今年になって積み重なった原因が一気に噴出してきて、世界中の誰の目にもただならぬことが地球気象に起こっていると実感されるようになった。世界に異常気象と災害が続出しているのでマスコミも報道せざるを得なくなってきている。世界で起っていることを総合的に見れば、何が今起こっていて将来どのようなことが起こるか大まかに知ることが出来ると思う。

世界各地で洪水起こる

今年の4月、イスラエルからパレスチナ自治区ヨルダン川西岸にかけて、大雨や洪水、雹などの影響で若者ら十数人が死亡。乾燥した中東でこのような災害が起こることは非常に珍しい。5月には中東のイエメンやオマーンにサイクロンが直撃し水害が起こった。以上はイスラエル在住のガリコ恵美子さんの報告。ラオスでは7月23日に建設中のダムが長雨で決壊し大規模な洪水被害をもたらした。7月上旬にはロシアのモンゴル国境付近のザバイカリエで観測史上最大の洪水が発生した。中国雲南省では毎年のようにどこかで洪水が起こっているが今年も激しい豪雨により各地で河川が氾濫した。四川省や甘粛省でも洪水が起こった。7月の西日本豪雨だけでなく世界中で未曽有の豪雨や洪水被害が起きている。日本では7月に72時間降水量が全国の雨量観測地点の一割強に当たる138地点で観測史上一位を更新した。中でも高知県馬路村では1319mmになった。そして西日本豪雨が発生した。豪雨の後、被災地に連日猛暑が襲った。気象庁はその猛暑を災害であるとした。

世界中で森林火災発生

世界気象機関(WMO)の7月20日の記者会見によると、ノルウエーでは北部の北極圏で7月17日、7月としては史上最高の33.5℃を記録し、翌18日には北極圏の別の場所で夜間の最低気温が25.2℃と日本の熱帯夜に相当する高い気温を観測した。読売新聞7月21日の記事ではスウェーデンで7月中旬だけで高温と乾燥による森林火災が50件以上も起きて国家の危機的状況だと伝えている。APPによれば、ヨーロッパ北部で長期化している未曽有の熱波で北極圏で森林火災が頻発し、ラトビア西部で大規模な山火事が起こっている。ラトビア政府は農業部門で非常事態宣言を出した。8月8日の共同通信の報道によれば7月23日から始まったカリフォルニア州の山火事でサンフランシスコ北部の火災の焼失面積は8月6日までに東京都の半分以上に相当する1150平方キロに達し4万人が避難している。日経新聞の報道によればギリシャでも時を同じくして29日、大規模な山火事が起こり死者が91人に達した。山火事がギリシャのチプラス政権をゆすっている。日経新聞8月1日の記事にはシベリアで800平方キロの森林火災が起きていると報じている。

世界中で猛暑・最高気温の更新

世界の異常気象を報じるインターネットのアース・カタストロフ・レビューによれば、地中海の海水温度が原因不明の異常状態で通常より5℃高い海域もある。7月10日アリゾナ州南部で今まで見たこともないような超巨大な砂嵐が発生した。7月15日フランス・リヨンで雹嵐によって風景が雪景色のようになった。巨大な積乱雲スーパーセルによるものである。北アフリカのアルジェリアのワルグラという町では7月5日、これまで一度も経験した
ことのない非現実的な気温51.3℃を記録した。カナダのケベック州では7月16日、激しい熱波によって70人が死亡。

ニューズウィークの配信によれば、8月4日ポルトガル中部で46.4℃を記録。スペイン南部で45.1℃になった。カリフォルニア州南部のインペリア郡(人口17,000人)で7月24日世界史上最も暑い雨が降った。降り始め時点での気温が48.3℃だった。気温37.7℃以上で雨が降ることはほとんどない。それ以上の気温の場合、高気圧がつきものだからである。

原因は

どうしてこのようなことになるのかというと、東京大学名誉教授山本良一氏によれば、地球温暖化による影響がさらなる温暖化を加速させるポジテブフィードバックが起こっているからだという。北極圏の海水温が高くなり海氷が激減している。高緯度地域の気温が上昇し赤道付近の気温との温度差が少なくなるとジェット気流の流れが遅くなり大きく蛇行するようになる。そのことで世界各地で異常気象がもたらされているのだと言っている。日本の7月の記録的な猛暑は太平洋高気圧が居座り続く中、その上にチベット高気圧が大陸から張り出してきて二階建て構造になったからである。その気圧配置の元を辿っていくとインド洋の海水温が東西で逆転していたからである。通常はインド洋の海水温は東が高く西が低い、これが逆転するダイポールモード現象が起きていたからである。根本原因は人間の欲望にあり、エゴの心にあり、科学技術の急速な発展にある。それが人類のカルマである。

2018年は始まりの始まりの年

今までは地球温暖化は人間活動によるものではないとする科学者の見解も多く、人間活動による化石燃料の消費、CO2の増加が起因していると断定できない事もあった。しかし観測結果が積み重なり、そして実際に得られるデータと気温上昇がはっきり人間活動の増加によるものと断定できるようになった。そして、予測された通りの異常気象が起こった。私は、2018年は誰の目にも温暖化がはっきりした事実と具体的な体験として、人類が引き起こしているものだと自覚出来た年になったと思う。そういう意味でエポックな年になったと思う。これからは毎年このような気象災害が起こるだろう。そして、ますます激しくなっていくと予測する。

後戻りできない深刻なことが起こる

私は中国やインド、東南アジア諸国の経済発展が始まった時に、「あー、これで地球環境問題は深刻になる」と予想した。その時、思ったのは気温上昇がどのくらいで、海面上昇がどのくらいになるか、だった。近年の海面上昇は年間2mm前後である。2mmだったらさほど問題ではない。10年で2cm、100年でも2cmだからだ。本当にそんな程度で済むかということである。南極の氷が1/10融けると海面上昇は7メートルになる。これには海水温上昇による膨張やグリーンランドの氷河融解は含まれていない。こうした中で、8月7日インターネット上で驚くべきニュースが流れた。コペンハーゲン大学、ドイツのポツダム気候影響研究所、オーストラリヤ国立大学などの研究者がまとめた論文で、このまま極地の氷が融け、森林が失われ、温室効果ガスの排出量が増え続ければ転換点となる、しきい値をこえる。そうなれば気温は産業革命前よりも4~5℃上昇する。海面は現在よりも10メートルから60メートル上昇する。という、衝撃的内容である。アメリカの気候科学者の第一人者であるNASのジェームス・ハンセン氏が2012年講演した話では今世紀末までに海面上昇は5メートルに達すると予測している。私たちの孫たちはそれを目撃することになる。

予測と対応

海面上昇は人類が築き上げた都市文明を崩壊させるであろう。その前に世界各地で河川が氾濫し、沿岸地域は巨大台風などの暴風被害により多大な損失を被ることとなろう。気候変動で食料が生産できず世界各地で飢饉が起こるだろう。安全な場所を求めて民族移動が起こる。それが軋轢になって戦乱が起こるだろう。気候変動はテクノロジーでは解決できないと私は考える。私はどう考えても悲観的な結論になってしまう。我々は困難な状況に陥る前に備えるときが来たと思う。我々は人間の暮らしの原点に帰って、何が起こっても大丈夫に暮らしていける方法を見出す時が来たと思う。人間に必要な最低限は何か、昔の人の暮らしはどうだったか研究してほしい。この状況下、AIも地方に移住することを勧めている。若い世代の皆さんに地方都市近郊や中山間地域への移住を勧めたい。そこに新しい価値観の理想郷を築いてほしいと思う。今の生活を替えられない人はそのようなことが起こるだろうと予測してビジネスに役立ててほしい。ピンチはチャンスと考えて積極的に生きる生き方もあります。

結論・パニックにならないために一歩先を行く

スーパーコンピューター・地球シミュレータは2027年に温暖化限界値+2℃を越えてしまうと予測している。そうなれば温暖化が加速して、もう後戻りできなくなる。負のスパイラルが始まる。福島第一原発事故よりも、もっと大変なことが起こりつつあるのです。ノアの箱舟のような、未曽有の災害多発の困難を乗り切るための『安全な砦』が必要な時代が始まったのかもしれません。志ある日本の若者よ、機会を捉えて洪水の危険性がない中山間地域に移住してください。それが自分と家族と子孫を安全に守る道だと私は考えています。世界中でそのように考える人が増えつつあります。これからの時代は地方に移住した方が良いか、首都圏に住み続ける方が幸せかは意見が分かれるところなので、それぞれの人の立場で広く情報を集め、分析し深く観察し先の先を考えてください。

<著:坂本知忠>
(協会メールマガジン2018/8月第84号からの転載です)

2019年プレクシャ・メディテーション・キャンプ

伊豆・河津町、今井浜海岸から2キロほど山中に入ったいりあい村は佐藤松義先生が後世に沖道ヨガを伝え残すべく開設した道場で、ライフサイエンスYOGA道場と呼ばれています。今年のプレクシャ・メディテーション合宿は皆さまにこの素晴らしい施設を知っていただくために、いりあい村で行います。河津町は海あり山あり温泉ありの、伊豆半島東海岸の有名観光地です。

プレクシャ・メディテーションが初めての人、学び続けている古い生徒さん、指導士、講師の先生 皆が一堂に会し親睦を深め合うキャンプを開催します。皆さんお誘いの上参加ください。

申込先:こちらお申込み
*リンク先へ移行できない方は「問合先」まで氏名、携帯電話をご明記の上、お申込みください。

 

はじめてのプレクシャ・メディテーションVol5

4月にスタートしましたプレクシャ・メディテーションの週末クラス・第五回目になります。

プレクシャ・メディテーションは、今から約2600年前、ブッダの時代からインドに伝わる古代瞑想法を、やはり仏教と同じ時代から存在し受け継がれている古代宗教ジャイナ教(テーラパンタ派)の前最高指導者であるアチャーリヤ・マハープラギャ師が、最新科学の知見を採り入れて現代的に再構成した古くて新しい瞑想法です。

理論面、実践面ともに、細かく体系的に構築されている瞑想法であるため、説明が平易で、初心者でも簡単にはじめられる内容になっています。

理論的には非常に深遠な内容を含んでいますので、他の瞑想やヨガに通じた人、親しんでいる人にも大いに参考になります。

内容)
講義:呼吸とは何か?呼吸の深い宗教哲学的な意味
実習:シュヴァーサ・プレクシャ(呼吸の観察瞑想)

*指導者養成講座Lv1では さらに下記の内容についての講義をお聞きいただけます:

ジャイナ教瞑想と仏教瞑想の相違点と類似点とは何か?
マントラを唱える意味とは何か?

身体の宗教哲学的意味とは何か?
肉体、電磁気体、カルマ体、魂とは何か?
8つの主要なケンドラとは何か?

日時:8月18日(日)10-12時(開場:9時半)

会場:池袋駅西口・平舎Hiraya(住所:豊島区西池袋5-12-3

受講料:2000円

講師:坂本知忠

日本プレクシャ・ディヤーナ協会会長
福島県重文民家・叶津番所オーナー
みずなら只見ユイ道場主
プレクシャ・メディテーション研修のため渡印12回
2015年プレクシャ・アウオード受賞
著書)「ジャイナ教の瞑想法」「勝利者の瞑想法」「坐禅の源流印度へ」「白神山地」「虹のクリスタル・ワーク」「ジャイナ教の瞑想法」他

問合先:日本プレクシャ・ディヤーナ協会(japan@preksha.com)

申込先:こちらお申込み
*リンク先へ移行できない方は「問合先」まで氏名、携帯電話をご明記の上、お申込みください。

コラム:肉体はリサイクル品

時間の経過とともに、この世の物質的な物は全て変化してしまう。この世の中の柔らかい物も固い物も全てが変化する。流れて時が過ぎれば全ての物は、違った場所で違った物になっている。

諸行無常という変化の自然法則の中で、似たような現象が前後で少し形を変えるがパターンになって繰り返し発生することがある。それが循環の自然法則である。循環とは地球の回転によって生起している朝昼晩の繰り返しであり、季節の巡りである。陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ずる法則でもある。春になれば桜の木が満開の花を咲かせるが、桜の木そのものは前年の木と同じでも、一年の間に盛衰して違った木になっている。満開の桜の花も咲き方が前の年とは違っている。経済現象や歴史も特定のパターンが繰り返される。個々の株式相場の上げ下げも循環として考えることが出来る。

私たちの呼吸も循環そのものであり、血液の流れ、生命力の流れも循環である。河の流れも大気も循環して変化はとどまることがない。

そういう循環法則の中で宇宙そのものが変化して流れている。超新星爆発で粉々に飛び散った岩石やガスを材料として新たな恒星が誕生する。新たな星は爆発飛散した古い星の棄てた物質を素材として星自身を創っていく。循環の中で陰陽が入れ替わり、拡散力と収縮力が入れ替わっている。

私たち人間の肉体も宇宙的大きな流れの中の循環現象の現れであり、すべてリサイクル品によって成り立っている。私たちの肉体はリサイクル品なのだ。以前、誰かが捨てたものを使って私たちは自分の肉体を作っている。そして私たちは自分が使って不要になったものを再度リサイクル品として廃棄している。リサイクル品を使って自分の肉体を作り、使用済みのいらなくなった物をリサイクル品として誰かに再度使って貰うべく捨てている。それを受胎したときから死ぬまでずっと継続してやっているのだ。

人間の死体は分解して全て地球上で原子・元素に還元される。その原子・元素は植物や動物や他の人にも使われることがあるかも知れない。たとえすぐに使われないとしても、流れて時が過ぎれば、地球の崩壊とともに宇宙空間にばらまかれる。さらに時が過ぎれば宇宙空間のどこかの惑星で全く別の生き物がリサイクル品として私たちの肉体を構成していた原子・元素を使うだろう。そう考えれば果たして墓を作ることが真実のことかどうか疑わしくなる。その反対に地球そのものが私たちの実家であり、墓地であると考えることが出来るかもしれない。

私たちが吸っている空気は地球上の他の生き物、植物や、動物や他の人間がすでに使って棄てたものである。以前に誰かが吐いた空気を私たちは今、吸っている。私が今吸っている空気の中には、大昔の聖者、仏陀やマハーヴィーラが呼吸した空気の一部が含まれているかもしれない。そう考えれば呼吸によって私は仏陀やマハーヴィーラとつながっているのだと思える。好きな人だけでなく呼吸を通じて嫌いな人とも繋がっていると理解できる。混みあった電車の中で乗り合わせた乗客たちは誰かが吐いた息を吸い、自分が吐いた息を誰かが吸っている。呼吸を通じて乗り合わせた乗客たちはリサイクルの空気によって繋がっている。このように、私達は他との繋がり無くして一人だけ単独では存在することが出来ないのである。

私が今飲んだ水はかって誰かが使ったリサイクル品である。私が今日排泄した小便はリサイクルされてビールその他の飲み物になるかも知れない。その飲み物を誰かが飲む。私が排泄した大便は、やがて肥料になり作物の中に養分として吸収されて、再び誰かの食物になるかもしれない。

私たちが口から摂取している飲み物や食べ物は地球規模のリサイクル品、使い回し品である。そのリサイクル品を通じて私たちは過去現在未来の全ての存在達と御縁で結ばれている。私たちは個であると同時に全体である。私たちが生涯の間に摂取するリサイクル品としての飲み物や食べ物は甚大な量である。どれくらいの量になるかイメージすることすら難しい。その甚大な量のリサイクル品が私たちの肉体を作り、活動のためのエネルギーを生み出して、私たちの生存を支えている。

私たちの肉体はリサイクル品なので本当の私ではない。本当の私はそのリサイクル物質を使用し廃棄しているアートマンと呼ばれる魂である。魂がリサイクル品でつくった肉体を使用しているのである。魂がその人にとって必要な物質を集めて肉体を作り維持している。肉体を維持するために必要なものを集荷し取り入れ、使用し、不要になれば廃棄している。そのように肉体をリサイクル品と思えれば、肉体への執着が希薄になる。肉体に対する執着が無くなれば、恐怖や不安が無くなり非暴力が実践できる。

魂はリサイクル品ではない。魂は変化するものではないからだ。魂は物質ではない。作られたものではないから、無くならないし滅びもしない。魂はあらゆるものの中に浸透し行き渡って偏在である。何処かに行くこともなければ、何処からか来るものでもない。

その魂であるアートマンがリサイクル品を使って人生を体験している。生きていることの体験は魂にある種の汚れをもたらす。その汚れであるカルマがヴァーサナーになって使うべきリサイクル品の選別に関与している。だから私たちはその魂に付いた汚れのことを知らなくてはならない。また、私たちは魂と肉体は完全に別物であるということを理解しなければならない。肉体はリサイクル品でできているということ、その肉体は私ではないと言うことを完全に理解しなければならない。諸行無常の物質世界の原則が当てはまらない魂についても理解しなければならない。それらのことが理解できれば魂を中心にした生き方が出来るようになる。魂を中心にした生き方のことを正しい生き方と言うのである。魂に付着した汚れをとることがプレクシャ・メディテーションの目的である。魂の汚れが完全に無くなり純粋になることをモークシャという。モークシャに一歩でも近づくことが人生の意味である。

<著:坂本知忠>
(協会メールマガジン2018/7月第83号からの転載です)

はじめてのプレクシャ・メディテーションVol.4

4月にスタートしましたプレクシャ・メディテーションの週末クラス・第四回目になります。

プレクシャ・メディテーションは、今から約2600年前、ブッダの時代からインドに伝わる古代瞑想法を、やはり仏教と同じ時代から存在し受け継がれている古代宗教ジャイナ教(テーラパンタ派)の前最高指導者であるアチャーリヤ・マハープラギャ師が、最新科学の知見を採り入れて現代的に再構成した古くて新しい瞑想法です。

理論面、実践面ともに、細かく体系的に構築されている瞑想法であるため、説明が平易で、初心者でも簡単にはじめられる内容になっています。

理論的には非常に深遠な内容を含んでいますので、他の瞑想やヨガに通じた人、親しんでいる人にも大いに参考になります。

内容)
講義:プレクシャ・メディテーションの特徴-三つの身体と魂について
実習:プレクシャヨガ/アンタールヤートラ(内なる旅)

*指導者養成講座Lv1では さらに下記の内容についての講義をお聞きいただけます:

ジャイナ教瞑想と仏教瞑想の相違点と類似点とは何か?
マントラを唱える意味とは何か?

身体の宗教哲学的意味とは何か?
肉体、電磁気体、カルマ体、魂とは何か?
8つの主要なケンドラとは何か?

日時:7月14日(日)10-12時(開場:9時半)

会場:池袋駅西口・平舎Hiraya(住所:豊島区西池袋5-12-3)
*会場は5月以降変更になる可能性があります

受講料:2000円

講師:坂本知忠

日本プレクシャ・ディヤーナ協会会長
福島県重文民家・叶津番所オーナー
みずなら只見ユイ道場主
プレクシャ・メディテーション研修のため渡印12回
2015年プレクシャ・アウオード受賞
著書)「ジャイナ教の瞑想法」「勝利者の瞑想法」「坐禅の源流印度へ」「白神山地」「虹のクリスタル・ワーク」「ジャイナ教の瞑想法」他

問合先:日本プレクシャ・ディヤーナ協会(japan@preksha.com)

申込先:こちらお申込み
*リンク先へ移行できない方は「問合先」まで氏名、携帯電話をご明記の上、お申込みください。

はじめてのプレクシャ・メディテーションVol.3

4月にスタートしましたプレクシャ・メディテーションの週末クラス・第三回目になります。

プレクシャ・メディテーションは、今から約2600年前、ブッダの時代からインドに伝わる古代瞑想法を、やはり仏教と同じ時代から存在し受け継がれている古代宗教ジャイナ教(テーラパンタ派)の前最高指導者であるアチャーリヤ・マハープラギャ師が、最新科学の知見を採り入れて現代的に再構成した古くて新しい瞑想法です。

理論面、実践面ともに、細かく体系的に構築されている瞑想法であるため、説明が平易で、初心者でも簡単にはじめられる内容になっています。

理論的には非常に深遠な内容を含んでいますので、他の瞑想やヨガに通じた人、親しんでいる人にも大いに参考になります。

内容:
講義・実習
アンタールヤートラ/内なる旅

深い瞑想に導く前提条件と中枢神経の強化
瞑想の基礎的練習

*指導者養成講座Lv1では さらに下記の内容についての講義をお聞きいただけます:

ジャイナ教瞑想と仏教瞑想の相違点と類似点とは何か?
マントラを唱える意味とは何か?

身体の宗教哲学的意味とは何か?
肉体、電磁気体、カルマ体、魂とは何か?
8つの主要なケンドラとは何か?

日時:6月9日(日)10-11時半(開場:9時半)

会場:池袋駅西口・平舎Hiraya(住所:豊島区西池袋5-12-3)
*会場は5月以降変更になる可能性があります

受講料:2000円

講師:坂本知忠

日本プレクシャ・ディヤーナ協会会長
福島県重文民家・叶津番所オーナー
みずなら只見ユイ道場主
プレクシャ・メディテーション研修のため渡印12回
2015年プレクシャ・アウオード受賞
著書)「ジャイナ教の瞑想法」「勝利者の瞑想法」「坐禅の源流印度へ」「白神山地」「虹のクリスタル・ワーク」「ジャイナ教の瞑想法」他

問合先:日本プレクシャ・ディヤーナ協会(japan@preksha.com)

申込先:こちらお申込み
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