【あ行】
アートマン:魂。個人の本質的な自己や永遠不変の存在を指し、物質的な身体や心とは異なる、霊的な実体とされる。仏教ではその存在が否定されることが多いが、明確に断定されていない。
アヒンサー:ジャイナ教の教えの一つで非暴力・不殺生を指す。暴力を用いず、生命を尊重し、生命を奪わない、暴力行為をしないことを指します。
アパリグラハ:ジャイナ教の教えの一つで、無執着・無所有、物質や欲望に執着しないこと、自己中心的な欲望を持たないこと。
アネカンタ:非独善主義を意味する。他者の主張も否定せず、相手の立場を尊重することを指します。
アラハトバンダナ:古代の聖典に基づいて作られた短い経典。
【か行】
戒律:宗教的な規律や、倫理的な規範。
カルマ:業。ジャイナ教では超微細な物質であるカルマが非物質の魂に付着して原因のカルマになる。原因のカルマが基で結果のカルマが起こる(因果律)。8つのカルマのカテゴリーがある。純粋なる魂(アカルマ)になることが解脱。
カルマ体(原因体):私たちの潜在意識であり、存在の大元である精妙な体のこと。日本語では霊体と呼称し精神性のこと。
カルマの法則(自己責任と自由):カルマとは、個人の行為や意識が生み出す善悪の実体であり、それが次の生に影響を与えるとされる概念。仏教やインド哲学では、カルマは行為の結果として現れ、輪廻転生に影響を与えるとされる。善い行いは善い結果を、悪い行いは悪い結果をもたらす。この法則は因果律とも呼ばれ、全ての出来事には原因があり、その結果としてカルマが生じると考えられている。全ての行動には結果が伴い、その結果は自分自身に返ってくる。カルマを理解すれば、全てが自業自得で自分に全責任があることが解り、自分にとって善きことも悪しきことも自分が作り主であることが解る。それは自己責任と自由の概念に深く結びついている。 カルマの法則を理解することで、平等心を育て、非暴力の精神を養うことができる。
カルマ論: 行為が未来の結果を決定するという思想。仏教とジャイナ教に共通する。
カルマの影響による悪い感情と欲望:大きく分けると4つあります。一つ目は怒り。不平不満 非難、嫉妬、羨望も怒りの一種。二つ目がプライド、傲慢さ、利己心。三つ目が強欲。強欲とは他人の物まで自分の物にしてしまう強い欲望。四つ目が嘘、偽りを語る虚偽の心。
清らかな心:潜在意識の清らかさ、怒らない心、謙虚で利他心に満ちた心、足るを知る心、嘘、偽りのない正直な心。
【さ行】
讃歌:崇拝や感謝の気持ちを込めて歌われる歌。
ジャイナ教:BC6世紀ごろ仏陀と同時代にインドのシュラマナ系
ジャイナ教の理想:魂に付着した汚れを振り払い、魂が純粋になることを目指す。
出家僧: 家族や社会から離れ、宗教生活を送るために出家する人たちのことです。
シュラマナ:古代インドで生まれた修行者や禁欲主義者の宗教•哲学の伝統を指す。
禅:インドの言葉でディヤーナのこと、中国ではジャンナになり、
聖なる生き方:出家者が実践する、慈悲深く、無欲で、非暴力的な生き方。
俗なる生き方:家庭を持ち、社会で働き、日常生活を送る一般的な人々の生き方。
【た行】
テーラパンタ派:裸形派にもテーラパンタ派があるが、
テーラワーダ仏教:直訳すると長老の教えという意味になるが、上座仏教と漢訳される。長老方は上座に座られるところからそのように訳された。
ドラビア・アートマン:純粋なる魂
【な行】
内部感覚:
【は行】
白衣派: ジャイナ教の出家者のうち、白い衣を着る派閥のことです。
半俗半聖:聖なる生き方を目指しながらも、世俗的な生活も続けること。
パーヴァ・アートマン:汚染された魂。ドラビア・アートマンに汚れが着いた魂。
プレクシャ瞑想(メディテーション):
ブラタ:サンスクリット語で「誓い」や「制約」を意味し、主にインドの宗教における宗教的な誓いや修行の一部として行われる禁欲的な実践や儀式を指す。
【ま行】
マイトゥリ:全生命との友好。あらゆる生命体を尊重し、平和的な関係を築くことを指します。
マハーヴィーラ:ジャイナ教の開祖。紀元前6世紀ごろにインドで活動した。
マントラ:祈りや瞑想の際に、反復して唱える言葉やフレーズ。
無常: 目に見える物質的世界は一瞬一瞬変化していて恒常ではなく、全てのものと現象が一時的だということ。全てのものを、全ての存在にしましょう。
モークシャ:魂が純粋になった状態。もう生まれない、もう死なないこと。解脱。解脱は全ての生き物に課されている課題であり最終目的地。
【や行】
ヤマ、ニヤマ:
【ら行】
ローガッサ・スートラ:
【わ行】
*最終更新日:2024.9.3*