プレクシャな生活(日本プレクシャ・ディヤーナ協会 準指導士・山口みゆき)

2022年6月23日㈭に今期のプレクシャ・メディテーション指導士養成講座Level2の最終日を迎えました。

 この日の実習はプラナ・サンチャラニー・ムドラの応用でした。これはプレクシャ瞑想のテクニックを組み合わせた、長年研究し続けてこられた坂本先生の、独自の瞑想技法でした。それを先生は、わたくしたちに惜しげもなく教えてくださいます。もちろん年数も実践も勉強も全く足らない私には、先生の瞑想の深いレベルのかけらすら見つけることは難しいのですが、それでも今、坂本先生の講座を受講でき、同じ時間を過ごす魅力的な方々に出会えたという、この巡りあわせにとても感謝しています。

 コロナ禍はそれまでの生活を続けることを困難にしました。木曜日夜にあったヨガ講座が休講になり、しかしそのおかげさまで、この2年半は落ち着いて養成講座に参加することができました。じっと座って自分自身に意識を向け続けることの意味や気持ちよさを、理解することも体感することもほとんどなかった私にとり、じっくりと学ぶ時間がどうしても必要だったのだと思います。今では、特別なことが起こらなくても、ただ淡々と瞑想を続けていくことが、身に付きつつあります。

 コロナ禍、家族のステージ、自身の興味、東京にいること、そのほかのあらゆることのタイミングが合って、プレクシャ瞑想に出会い、そして講座を通して見聞きし体感したすべてのことが明日の私を作ります。自分では覚えていないはるか昔の小さな事柄や発言やいただいたものが、今日の私となって、たくさんの人との出会いや経験がまた重なっていきます。だから今日、今できることを最大限に純粋に楽しんで行っていきたいと思います。

(2022年7月129号メルマガからの転載)

日本プレクシャ・ディヤーナ協会 準指導士・山口みゆき

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